「『ドゥルージアンの交差点』序論」試訳 (P130・下段第1パラグラフ・7行目)

続きのところです。 原文: This lack of preconceived specificity ('without specifying any relation in particular') points in the direction of an experimental attitude because it demands of research that it investigates just what is connecte…

あれから暇を見ていろいろ翻訳ものも読んできたけど、やはり「『ドゥルージアンの交差点』序論」はどの一文を拾い読みしても誤訳しかないという点で実に稀有な一本だったと改めて感じる。 例えば前までやったところの次の箇所で、ヴィヴェイロス・デ・カスト…

むだい

今年はほんと忙しいなぁ

あけましておめでとうございます。 なんとか一段落して帰国しました。持ち越していたブログも今年は少しずつ進めてゆくればと思っています。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

慶事に合わせて中間帰国。次のネタ用に『ゲンロン6』『現代思想 ロシア革命特集』などロシアものを仕入れる。そのうちロシア語も勉強したい。

どうも長らく間があいてしまってすみません。 更新しなかったのには3つほどわけがありまして、一つ目は海外出張なんかもあって純粋に忙しかったこと。二つ目に暇な時間はちょっと真面目に人類学を勉強してみたこと。三つ目には藤井氏が書いた他の論文などに…

「『ドゥルージアンの交差点』序論」試訳 2 (P128・第2パラグラフ)

続き。訳文P128(原文P1)、第2パラグラフです 原文:While ideas related to and inspired by Deleuzian themes have emerged infields/areas such as actor-network theory and non-humanist theory, there has beenlittle sustained exploration of the s…

「『ドゥルージアンの交差点』序論」試訳 1 (P128・第一パラグラフ)

では一番最初から行きます。訳文P128(原文P1)、第一パラグラフです 原文:Gilles Deleuze was a thinker whose main concern was creation and differentiation, and according to whom new assemblages constantly emerge, reconfiguring reality in the …

このブログを知っている数少ない現実社会の知り合いに、ダメなものをダメだと言うのは誰にでもできる、どこがどうダメかを指摘しないなら書く意味などない旨を言われ、それはそうだと感じながらも放言ブログに意味を求められてもなぁと思いつつ悶々と更新を…

『ゲンロン0』買おうかな。

なんかだんだん落合陽一は好きになってきたけど、彼にメンションして媚売ってる奴らには虫唾が走るわ

のけものフレンズ

LGBT関連で同性愛系の社会学論文漁ってるけど、クソみたいなのしかないな。前提の立て方の時点から結論ありきでネトウヨサヨとなんも変わらん。

優秀だと思われたい無能な奴ほど裏方をアピールしたがるありがちパターン。先頭になって何かやるだけの能力も甲斐性もないし、責任は一切取りたくないという逃げ癖メンタリティだけど、裏方だと言えばなんとなく必要とされてる感をおぼえられるんでしょうね…

tehu君はずっとウォッチしてるけど、もはやただ友達がいるというところまでアピールポイントが下がってて悲しい。なにをするにしても意識の高さは必要なのだが。

これまでにも数々の誤訳・珍訳そして名訳を生み出してきた『現代思想』誌だが、次のテクストはその中でもトップレベルの誤訳祭りだと昨今の人類学流行りに乗って読み返しながら改めて確認。 キャスパー・イェンセン&ティエティル・ロジェ、2016、「『ドゥル…

『現代思想2017年3月号 特集=社会学の未来』購入。 しかし今は読んでケチをつける時間がない。

落合陽一氏は顔で許されてる面は大きいな。あれでもしイケメンだったり嫁が美人だったりしたら、嫉妬まみれのアンチが溢れてとんでもないことになってそう。

二十歳過ぎて自称二重人格ってやべぇな……

Googleで「哲学」と入れて検索すると「哲学ニュースなんちゃら」とかってしょうもないまとめブログが一番上に出てくるの、日本人の知能がいかに劣化したのかをこの上ない明確さで突き付けてきて、なんかむしろ清々しささえ感じる。

勉強しない、議論できない、まともな論文書けない、雑用に精を出してなんとなく何かをやった気になる、博論はお情けで通してもらう、そのくせにポスドク問題がどうのこうのとか言い出す奴は本当に死んだ方がいいと思う。冷静になって、お前なら自分と一緒に…

哲学のおっかないところは業界内の変人たちに加えて、素人の哲学マニアのおっさんみたいなのが一定数いて、しかも議論の筋とは関係ない部分でいちゃもんをつけてくるところだと思う。 社会学マニアのおっさんとか生態学マニアのおっさんとか量子力学マニアの…

クソな論文を読んだ時にクソだと言えない環境はクソだと思う。もっと殺伐と言い合えるようなコミュニティがあればいいのに。

翻訳の良さにはいくつかのレベルがある。最高はもちろん原文の文意が完璧に日本語へと写し取られていて、それだけで完結できるもの。ただしこれはほとんどありえない。 だから基本的には、日本語が多少不自然でも原文の構造を保持しつつ訳語なんかが一貫性を…

『現代思想 2017年3月臨時増刊号 総特集◎知のトップランナー50人の美しいセオリー』を手に取り、パラパラと中を見て、買うのをやめる。 ちゃんと読んだわけじゃないけど、5人に1人くらい「美しいセオリーなんてない」とか「美しいセオリーってなんだ」とかっ…

やべえ、『ユリイカ』の「東村アキコ特集」欲しい。

バイヤール『読んでない本について堂々と語る方法』はかなり話題になってるし、千葉雅也氏は勉強論の本を出すみたいだし、最近はまた読書術関係のブームが来ているのだろうか。

ブログをツイッターライクに書きつける。楽しい。完全に矛盾だが、つながることを強制するネットワークはクソだ。

『人類学の時代』を読み続ける。ピーダーセン論文が言ってるのは絶対的な外部というよりも、むしろインゴルド論文に出てくる「自身のうちに閉じて世界に背を向け」たモノなのではなかろうか。

次、マリソル・デ・ラ・カデナ「アンデス先住民のコスモポリティクス」田口陽子訳 一文目の引用から「インティ・ヤヤ」、「インディ・ヤヤ」と表記が安定してないぞ。 だが、それ以外の翻訳は素晴らしかった!