昨日の『現代思想 人類学の時代』を読み始める。

一つ目のデスコラ論文「自然の構築」(難波美芸訳)は、元の議論が図式的なこともあって読みやすい。ただ、「トーテム種は社会の分節の単なるシニフィエである以上……」(P39)は文脈からも明らかに「シニフィアン」だと思われる。原典を漁ってみると、やはりしっかりと"signifiers"と書かれている。確かに紛らわしくはあるのだが。

書籍購入

現代思想 2017年3月臨時増刊号 総特集◎人類学の時代』をamazonにて購入。昨年の同時期に出た『人類学のゆくえ』の続編らしい。抽象の極である現代思想と、ある意味では具体の極である人類学の接合がいかなる知を生み出すのか、個人的には注目している。ただ前回のには酷い翻訳も混じっていていささかげんなりしたが、今回はどうだろうか。

はじめまして

趣味程度に哲学やらをかじっているものです。青土社の哲学書や論文の感想や、なにか日頃の気付きなどについて書いてゆければと考えております。

 

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